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ドラマに映画に歴史が好きなアラサーによる勝手気まま感想文

映画感想文:『怒り』

9月17日公開の『怒り』を観てきました。

勝手な批評★★☆☆☆星2つ

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解説  http://eiga.com/movie/81486/

吉田修一の原作を映画化した「悪人」で国内外で高い評価を得た李相日監督が、再び吉田原作の小説を映画化した群像ミステリードラマ。名実ともに日本を代表する名優・渡辺謙を主演に、森山未來松山ケンイチ広瀬すず綾野剛宮崎あおい妻夫木聡と日本映画界トップクラスの俳優たちが共演。犯人未逮捕の殺人事件から1年後、千葉、東京、沖縄という3つの場所に、それぞれ前歴不詳の男が現れたことから巻き起こるドラマを描いた。東京・八王子で起こった残忍な殺人事件。犯人は現場に「怒」という血文字を残し、顔を整形してどこかへ逃亡した。それから1年後、千葉の漁港で暮らす洋平と娘の愛子の前に田代という青年が現れ、東京で大手企業に勤める優馬は街で直人という青年と知り合い、親の事情で沖縄に転校してきた女子高生・泉は、無人島で田中という男と遭遇するが……。


いい役者さんがたくさん出てるし、吉田修一原作だし、李監督だし、絶対見なきゃと思って行ったものの、こりゃDVDで良かったなという感想でした。

それぞれ役者さんの演技は上手だけど、それは個々の力にすぎなくて、作品全体のメッセージ性とか本来原作考えるとあるはずであろう、鬼気迫るものがなんだか伝わってこなかった。私のような一般の観てる人に何を伝えたかったんだろう。。。


こんな一流役者さんがこんな役を!?という売り出しに惹かれて見に行った人も多いかと思う。私も実は。。。そこが、一番残念ポイント!!この人のこのシーン観たくなかった。。。妻夫木さんと綾野さんのラブシーンは美しさが無く、生々しさも無い。。。宮崎さんの8キロ太って挑んだ役柄は、結局いつもの宮崎さん。。。まだ実年齢17歳の広瀬すずちゃんが襲われるシーンは、観てて辛すぎて、そして、最後まで報われない。。。


あと贅沢を言えば、3つのストーリーの繋がりも欲しかったな。。。なんかオムニバスみたいでチープに感じてしまいます。


と、ここまで勝手にツラツラ並べましたが、面白みとズシリとくるものはあります。邦画らしい精神に訴えてくる感じ。DVDでは一度は見る価値ありかと。