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ドラマに映画に歴史が好きなアラサーによる勝手気まま感想文

映画感想文:『ピンクとグレー』

 

2016年1月9日公開の『ピンクとグレー』

勝手な批評★★☆☆☆星2つ

期待が大きかった分、期待はずれ感。。。

 

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解説 http://eiga.com/movie/81653/

ジャニーズの人気グループ「NEWS」加藤シゲアキが2012年に発表した処女小説を、「世界の中心で、愛をさけぶ」「北の零年」の行定勲監督が映画化。脚本を担当する若手劇作家・蓬莱竜太と行定監督が原作を大胆にアレンジして再構成し、小説では明かされなかったエピソードも描く。人気俳優の白木蓮吾が急逝した。自殺か他殺かも判明しない中、彼の少年時代からの親友で死の瞬間にも立ち会った売れない俳優・河田大貴に世間の注目が集まるが……。テレビドラマ「半沢直樹」や「水球ヤンキース」などで俳優としても注目を浴びる「Hey! Say! JUMP」の中島裕翔が映画初出演にして主演を務め、「そこのみにて光輝く」の菅田将暉、「海街diary」の夏帆「誰も知らない」柳楽優弥といった若手実力派が脇を固める。

 

 

私が好きな役者さんが出てたから、勝手に期待しちゃいました。。。なんか面白そうな話しだし、行定監督だから若者の映画も上手にまとめられるんだろうな。。。とか。

 

まず、一番に原作の甘さですね。ストーリーの裏にある驚きも無ければ、人間の生々しい感情の動きも感じられない。その脚本はかなり無理があるし、一番の惹きである『演じているという騙し』も、表現しきれていない。次の言葉がなんとなく想像できてしまう。だから胸にささるシーンがあまり無かったなという印象です。

 

唯一良かったのは、シーンごとの魅せ方。この原作と脚本で、出来るだけ映画だから成り立つ不思議な世界観や、陰影、日常感のあるライトなど、惹きつけられるものがありました。

 

私が一番期待していた俳優陣!いい役者がいっぱい出てるのに、なんだか各々空回っている印象です。主演の中島君は、ジャニーズだけど普通っぽい雰囲気、個性やキラキラオーラが作品の邪魔をしないので、端役でも上手いな〜と、思ってましたが、この重たいものを背負う主役はなんか向かないな。菅田将暉夏帆柳楽優弥に完全に食われてしまってます。菅田君も私大好きですが中島君の演技とトーンやバランスを取って欲しかったなと。

 

DVDで、あと一本何か!というときにオススメです。