映画感想文:『ズートピア』
4月23日公開の『ズートピア』をDVDで観ました。
勝手な批評★★★★★星5つ
久々の大ヒット!!
解説 http://eiga.com/movie/81260/
動物たちが高度な文明社会を築いた世界「ズートピア」を舞台に、ウサギの女の子ジュディが夢をかなえるために奮闘する姿を描いたディズニーアニメーション。監督は「塔の上のラプンツェル」のバイロン・ハワードと「シュガー・ラッシュ」のリッチ・ムーア。どんな動物も快適な暮らしができる環境が整えられた世界。各々の動物たちには決められた役割があり、農場でニンジン作りに従事するのがウサギの務めだったが、ウサギの女の子ジュディは、サイやゾウ、カバといった大きくて強い動物だけがなれる警察官に憧れていた。警察学校をトップの成績で卒業し、史上初のウサギの警察官として希望に胸を膨らませて大都会ズートピアにやってきたジュディだったが、スイギュウの署長ボゴは、そんなジュディの能力を認めてくれない。なんとかして認められようと奮闘するジュディは、キツネの詐欺師ニックと出会い、ひょんなことからニックとともにカワウソの行方不明事件を追うことになるのだが……。
典型的なハッピーエンドのディズニー映画です。でも、ここ一番に奥が深い、画も美しく、音のクオリティが高い!映画って、感じ方は人それぞれだと思いますが、観てよかったと誰もが感じるのではないでしょうか。
まず、ストーリーが夢いっぱいながらも肉食動物と草食動物の在り方について切り込むところが、大人が観ても人種差別とか、大国の支配とか、もっと身近なところで貧富の差、見た目の差とか、色んな事柄のモノの見方に、自分は風評に流されてないか!とハッとしました。だから何回も観たくなってしまう、ネガティヴ入ってるときに観たくなるような映画でした。
あと、ユーモア!ところどころに散りばめられているユーモアが素晴らしい!面白い!世界で観られることを念頭に置いているから、世界共通で分かる動物の特徴を活かしたユーモアが盛りだくさん!
何より心奪われたのは、キャラクターの可愛いさ、愛らしさ。主人公のジュディが動物らしいもふもふした動きと、人の子供みたいなクルクル回る豊かな表情、鼻先が少し動くウサギらしい特徴まで絶妙!!無理のないキャラクター設定!
吹き替え版の声優人も、アニメーションに集中できるくらいに、癖を抜いた発声で納得でした。
何度でも観る価値ありです!